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ウォーリンシンワクーパレッジ

Elegant smoke gracefully rising and swirling against a pure white background, creating a r

ミズナラの魅力

ミズナラオークは、卓越した職人技と献身の象徴とも言える存在です。
この樽を採用する蒸留家たちは、その木が秘める真の可能性を引き出すために、
時間と手間を惜しまない姿勢を貫いています。
その結果、ミズナラで熟成されたウイスキーは、独自の個性と
贅沢な味わいを備えたプレミアムな逸品として高く評価されています。

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ラクトン

ラクトン、特にオークラクトンは、熟成過程で樽の木から抽出される成分であり、スピリッツの香りや味わいを形作る上で、極めて重要な役割を果たします。

研究によると、ミズナラ樽で熟成されたウイスキーは、ヨーロピアンオークやアメリカンオークで熟成されたものに比べて、これらのラクトンを高濃度で含んでいることが示されています。特にミズナラ熟成のウイスキーは、トランス型オークラクトンが優勢であることが分かっています。シス型オークラクトンはトランス型に比べて香気が最大10倍強いとされているため、この両者が高濃度で存在することは大変興味深い結果です。ミズナラ熟成のウイスキーが持つ独特の風味は、まさにこれらのラクトンの働きによって支えられています。

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フレーバープロファイル

シス型とトランス型、両方のオークラクトンが高濃度に含まれることで、ミズナラ熟成ウイスキーは特有のフレーバープロファイルを形作ります。

甘美でスパイシーな調和のとれた香味。
東洋の香木(伽羅)や白檀、ココナッツを思わせる芳香。

その複雑でエキゾチックな香りは、他の樽では生み出せない深みをウイスキーに与えます。

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時間

ミズナラ接触の熟成で真価を発揮するには、長い年月が必要です。ミズナラは木目が緻密で、ヨーロピアンオークやアメリカンオークのように多孔質ではないため、スピリッツと木の接触はより緩やかに進みます。このため、独自の香味を引き出すにはより長期の熟成が求められるのです。

ミズナラの“魔法”は、ラクトンやフェノール、タンニンといった成分が、時をかけてスピリッツに少しずつ溶け込み、やがてクリーミーなココナッツや異国情緒あふれるスパイスのニュアンスが調和した唯一無二の味わいを生み出すところにあります。

ミズナラ新樽

「伝統を受け継ぎ、スピリッツを昇華させる」

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厳選されたミズナラ、
完璧を求めた精緻な設計

ミズナラは、その希少性と複雑な風味、そして独自の存在感で高級スピリッツの世界において特別な地位を築いています。私たちの樽づくりは、まず丁寧に選定されたミズナラ材を選び抜くことから始まります。
緻密な木目と長期熟成に適した資質を持つミズナラ材に、加工の難しいとされる特性を熟知した職人の技と、先端の技術を融合することで、新たな命を吹き込んでいきます。こうして生み出されるのは、ミズナラの魂を宿しつつ、耐久性・耐漏性・熟成性能のすべてにおいて卓越した樽です。

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熟成を極めるミズナラの力
 

日本固有のオークであるミズナラは、スピリッツに白檀、ココナッツ、東洋のスパイスといった幻想的な香りを授けます。扱いの難しい木でありながら、その挑戦を乗り越えることで、他にはない豊かで独自の個性が生まれます。忍耐と時間を要するミズナラの熟成は、最終的に並ぶもののない深みと贅沢な味わいを約束します。

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手仕事の優雅さ、比類なき複雑さ
 

ミズナラは木目が不規則で、自然な曲がりを持つため加工は困難を極めます。しかし、その困難を乗り越えて生み出されるのは、手仕事による優雅さと比類なき複雑さ。日本の樽づくりの伝統と革新が結実した証です。

私たちのクーパレッジでは、先端技術と熟練の職人技を融合することで、漏れを防ぎ、精緻な樽づくりを実現しています。
伝統と革新の融合が最高の熟成をもたらし、スピリッツにかつてない表情を与えるのです。ミズナラ樽は、世界中の蒸留家にとって憧れの的であり、唯一無二の表現を可能にする存在です。

樽づくりの伝統

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1

チャーのレベル

ミズナラ樽は、ウイスキーの熟成を最大限に引き出すため、緻密に設計されています。チャーの深さはライトからヘビーまでさまざまで、それぞれが独自の風味を生み出します。

2

トーストの効果

チャーに加えて、当社のミズナラ樽はトースト加工も施されています。低温でじっくり加熱することで、木の香味成分が引き出され、構造的な強度も高まります。温度、時間、湿度によってその効果は異なり、キャラメルやナッツ、スパイシーなオークやベーキングスパイスといった多彩な風味が生まれます。

3

カスタマイズ

当社のサービスでは、お客様のニーズに応じて、チャーのレベルやトースト方法を自由にカスタマイズすることが可能です。ミズナラ特有の個性と組み合わせることで、唯一無二のウイスキー表現を創り出します。それぞれの樽が、お客様の理想に寄り添い、競争の激しい市場で際立つ製品づくりを支援いたします。

チャーリングの種類

C1

ライトチャー

原酒の風味を残しつつ、オーク由来の木香を与え、華やかで切れのある味わいを生み出します。色づきはゆっくり進むため、長期熟成に適しています。

C2

ミディアムチャー

最も標準的な仕様で、ウイスキーや本格焼酎に広く用いられています。ナッツやバニラの甘い香りを引き出し、芳醇な味わいを与えます。熟成に不可欠な木成分の抽出が進む一方、十分な時間を要するため、中長期熟成に適しています。

C3

ミディアムプラスチャー

バーボンで一般的に使われる強めのチャーで、「アリゲーターチャー」とも呼ばれます。濃厚なスモーキーさと、バニラやハチミツを思わせる甘い香りが特徴です。木成分が早く抽出されるため、短期から中期熟成に向いています。

C4

ヘビーチャー

最も深いチャーで、樽内に厚い炭層を形成します。「ダブルチャー」とも呼ばれ、力強いスモーキーさ、深いカラメルの風味、強烈なオーク香をもたらします。炭層は不要な要素をろ過し、色や香りを早く与えるため、短期から中期熟成に理想的です。

ミズナラ新樽

225L

中程度のタンニン含有量
独自の香り:ココナッツ、白檀、東洋スパイス
忍耐と完成を要するミズナラは、お客様のニーズに応じたチャーやトーストレベルに対応可能。
サイズ展開についても、ご要望に応じて製作が可能です。
高い技術力と卓越した技術で、唯一無二の品質をお届けします。

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